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2012年7月22日日曜日

リスト型タスク管理に不満な人は「マインドマップ」を使えばいい

マインドマップというと、ブレストや議論の整理などに
使われている方が多いと思いますが、私は今このマインドマップを
「タスク管理」に使ってみています。

使っているマインドマップツールはこれ

Xmind


それまでタスク管理は、Googleの「ToDoリスト」を
使っていたのですが、次の不満がありました。
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<不満>
・リスト表示なのでタスク同士の関連がわかりにくい
・細かい補足情報を併記しにくい

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マインドマップを使って、タスクを管理することで、
次のようなメリットが生まれました。

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<メリット>
・案件に対してタスクがまとまるので、タスク関連性がわかりやすい
・案件が発生した時点で、マインドマップ上でタスクを洗い出せる
(タスク管理上でブレストして、そのままタスクへ落とす)
・タスクに関する情報も、マインドマップにまとめて入力
・上から優先というわけでは無いので、その日の状況に応じて
 優先順位を練るタイミングが出来る

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最後のメリットは、リストの上から順にこなしたい人には、

デメリットにもなるかもですね。
私にとっては、日々の状況が流動的だったりするので、
こういうタイミングが出来ることは、マンネリ化の防止にもなるので良いです。


そして、このマップを「クラウド化」してしまうとさらに便利。
クラウド化の手順は次の通り。
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<Xmindクラウド化>
・「Dropbox」上にファイルをアップ
・(Androidアプリですが)「Mindjet」でXmindファイルを開いて編集可能

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これでスマホでいつでもどこでも、タスク整理&ブレストです。



興味のある方は、是非お試しあれ。





2012年7月16日月曜日

人の流れは「作る」より「見つけろ」という話

久しぶりに新宿へ行きました。


相変わらず人の多いJR東南口。
改札の前にあるエスカレーターは長蛇の列です。



ここぞとばかりに、ティッシュやうちわを配るため、アルバイトの人が企業ポロシャツを着て、エスカレーター脇でスタンバイしています。

その数、なんと7名!

こんなところでも、バイト数名を養うビジネスが生まれているのだなと、妙に感心してしまいました。


人の流れを作り出せば、ビジネスは生まれます。
でも、大きな流れを生み出すには、気鋭なアイデアと普及戦略が必要で、実現は並大抵ではないです。

ですが、今回の新宿駅のようにすでに人の流れが存在している場所を見つけて、そこにビジネスを作り出すことは、前者よりも出来そうな気がします。

人の流れを作り出すより「人の流れを見つけるセンス」を磨くのも、

ビジネスを成功させる方法の一つかもしれません。

2012年1月22日日曜日

マーケティングでアウトプットの価値を上げる -【書評】100円のコーラを1000円で売る方法

中身をあまり知らずに、面白そうだなと購入してみた。

マーケティングについてのポイントが、要領よく書かれているような
ビジネス本を想像していたが、ストーリー展開になっていて
知識を受け取りやすい内容になっている。
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◆目次
1 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?—事業の定義
2 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?—顧客絶対主義の落とし穴
3 顧客の要望に100%応えても0点—顧客満足のメカニズム
4 値引きの作法—マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
5 キシリトールガムがヒットした理由—バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
6 スキンケア商品を売り込まないエステサロン—競争優位に立つためのポジショニング
7 商品を自社で売る必要はない—チャネル戦略とWin‐Winの実現
8 100円のコーラを1000円で売る方法—値引きの怖さとバリューセリング
9 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか—コミュニケーションの戦略的一貫性
10 新商品は必ず売れない?—イノベーター理論とキャズム理論

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ストーリーの主人公はセールス出身の女性社員。
彼女が商品企画をしていく中で、マーケティングとは何ぞや?

を知れるようになっている。

セールス出身の女性社員は顧客接点が多く、顧客ニーズを誰よりも

知っているので、その内容を商品に対応させれば、良い商品が
出来上がると思っていたが、その考え方が実は間違っている、
というところから話は始まる。

「顧客主義」が、必ずしも良い製品につながらないことは、
商品を企画した経験がある人なら、何となくわかると思う。

では、どのように商品を企画し、どうやってそれを売っていけば

良いのか?この本を通じて、ヒントを得ることができるだろう。



Webサービスは、今や個人でも全世界へ向けて構築・リリース

できる環境が無償で手に入る時代だ。

昔みたいに、一部の有識者が作り上げ、費用を掛けて
利用するような
ものではなくなり、「開発する」という事自体の価値は、
だいぶ薄くなってきている。

グローバル化が進んでいくなかで、良質低価格のサービスが溢れ

開発者の賃金は下がり、価格競争・利益創出はより過酷になっていくだろう。


アウトプットの価値を上げるため、マーケティングは

必須の要素だ。


マーケティングというと、小難しいイメージが先行するが、
「もしドラ」が一般に対し、マネジメントの扉を開いたように、
この本が、読んだ人の「マーケティング」を知るきっかけに

なるだろう。


Web業界も含め、変化の激しい業界で生き残るためにも、
マーケティングについて、一考してみてはどうだろう。