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2011年7月5日火曜日

仕事中の眠気を払拭して、脳に活力を与える方法 - 【書評】成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣

食から成功を論ずる。これは新しいかも。
と、タイトルに惹かれて購入してみた。

まず、プロローグにこうある。

「努力や根性だけでは埋めることができなかった差を縮める方法は、実は簡単なことなのだ。食事を変えればいいだけである。」

食事を変えることで、ダイエットしたり、体調を整えることはあっても、ビジネスを成功に導こうという考え方が今まであっただろうか。

読み進めていくと「ああ、なるほど。」と、自分の食生活を振り返っていた。

ビジネスマンなら誰しも、仕事中に絶えられない「眠気」に襲われることがある。

突然やってくる眠気の原因は、「血糖値の急低下」にあるそうだ。

血糖値の急低下は、その前に摂取した「糖分」による血糖値の上昇が起因。
タイトル通りの缶コーヒーのほか、うどんやラーメンなどの麺類や白米も糖質に変わるため含まれる。

糖分の摂取により血糖値が急上昇、そこから急低下する時に眠気が発生するらしい。

「疲れた時に甘いもの」というのは、いつも正しいわけではないのだ。

スポーツ選手のように、エネルギー消費が激しい場合と違い、
ビジネスマンには、「脳への活力」や「考える持久力」が必要だ。


じゃあ、どうすればいいのか?


ここで紹介されるのは「タンパク質」の摂取。

脳の神経伝達物質であるノルアドレナリンの合成には、タンパク質が必要とされるためだ。タンパク質の摂取によって、脳が活性化され、より良い発想が生まれやすくなるのだ。

なので、朝食にはバナナより「ゆで卵」、間食にはお菓子よりも「チーズ」や「牛乳」が良いそうだ。

デスクでチーズや牛乳を食べるのは、ちょっと気が引けるが、
そういう場合は、「アミノ酸」でも効果があるそうだ。

本書では、「糖分」の過剰摂取を防ぐため、コンビニ食やお酒の選び方についても解説されているので、眠気やだるさに困っている人は、一度試してみる価値があるのではないか。

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