先日、PS3のネットワークから、不正アクセスにより7700万件もの個人情報が流出しました。
驚きましたね。
スマートフォンでは、セキュリティについて見直しが行われるようです。
スマートフォンの安全強化、通信・IT大手連携40社
http://s.nikkei.com/iF1EwV
最近はネットワークを通じて、スマートフォンを含む様々な端末から、ゲームやサービスの提供を受けられます。
スマートフォンはすでにパソコンに匹敵するレベルまで機能が高まっていますが、セキュリティソフトの開発などはパソコンに比べると、まだ発展途上です。
昨今スマートフォンと言えば、iPhoneとandroid。
iPhoneに比べ、androidはセキュリティ面において「弱い」と言われています。
何故なのか?
それには、次のような点が挙げられます。
【アプリを市場に出すまでのプロセスが異なる】
iPhoneでは「App Store」でアプリが公開され、ダウンロードされます。
App Storeにアプリを公開するには、開発者プログラムに登録します。登録には、年間10800円の費用がかかります。
その後、開発したアプリを公開する際にAppleによる「審査」が行われます。審査期間は1~2週間。結構大変です。
androidの場合、アプリは「Android Market」で公開、ダウンロードされます。
公開まではとても簡単。Googleアカウントを無料で取得して開発者情報を入力。
Market登録料は初回の25ドルのみ。アプリを登録すれば、どんなアプリでもすぐに公開することができます。
公開前の審査は無く、公開後の審査(やっているらしい)なのでAppleと比べるとかなり緩いのです。
【「野良アプリ」のインストールが可能】
野良アプリとは、ネット上で公開され、Marketを介さずにダウンロードして使えるアプリです。
androidは、この野良アプリのインストールが簡単に出来てしまいます。
野良アプリは、何かしらの理由でmarketに公開できない場合がほとんどなので、
悪意を持ったプログラムが潜んでいる可能性が高いのです。
一方iPhoneは、開発アプリをダウンロード出来る端末を、厳しく制限しています。
登録を行った端末でないと、通常インストールできず、やり方も開発者向けの手法になります。
つまり、公開の手続きを踏まなければ、一般に出回ることは、まず無いです。
開発者には参入しやすいandroid。その入りやすさゆえにスキも多い。
利便性とセキュリティの両立はandroidの課題になりそうですね。
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